1563147 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

swang blog

swang blog

GX-DVI/U2

 最近のMacintoshはプロユースと初心者向けしか製品がなく、ミドルレンジ製品が欠けています。以前は20万円程度でCPUやグラフィックカードの性能を落としたミドルレンジ商品があったんですが、今はなし。デスクトップのMac Proはハードディスクの増設が容易で欲しいんですが、如何せん高価。8コアのCPUも3Dレンダリングを業務で使うレベルでしょう…

 一方iMacは価格も安くて良いのですが、私はディスプレイ一体型が嫌い。液晶ディスプレイとパソコン本体は使用可能期間が違うと思います。故障した時も液晶ディスプレイの交換は大抵暴利とも言える料金を請求され、単体のディスプレイを買った方が安かったですし(現在は経験不足で知らない)。

 そんなわけで消去法的にMac miniを選択したのですが、Mac miniで問題なのはディスプレイが一台しか繋がらないこと。Mac mini以前に使っていたG4ではグラフィックカードが二画面出力でき、マルチディスプレイ環境で快適でした。そしてここ二ヶ月Mac miniを使っていて不満だったのは、やはり画面の狭さ。そこでなんとかならないかと思っていたら、とても良い商品に行き当たりました。それはこれ。

 バッファロー(BUFFALO) GX-DVI/U2


 バッファロー(BUFFALO) 【お取り寄せ】USB2.0用 ディスプレイ増設アダプタ GX-DVI/U2 GXDVIU2

 グラフィックカードを使わず、USBでモニターを増設するというもの。本来この製品はWIndows対応なのですが、チップの開発元であるDisplayLinkよりMac OSX用のβ版ドライバが公開されています。そんなわけでチャレンジ(笑)。

 β版ということで2Dも3Dもアクセラレーションが効いておらず、ウィンドウの移動でも少しもたつきがあります。しかし普通の使用では問題ないレベルでしょう。少なくとも画面共有(VNCとか)程にはもたつきません。LANが転送量100Mb/sとか1000Mb/sに対し、USB2は480MB/sですからね。

 とはいえ、AGPが×8で転送量2.1GB/s、PCI Expressが×16で転送量8GB/s。USB2は転送量480MB/s=0.48GB/s。グラフィックカードからの出力に比べて桁違いに遅いです。やはりグラフィック出力の為にはUSB2では帯域が狭すぎるのですが、この製品はパソコンのCPUが画面データを一旦圧縮、それをUSB2で転送、機器本体で画面データを伸張しビデオ出力という手続きを踏みます。つまりUSBにとっては膨大なグラフィックデータも圧縮して転送される為、一概に帯域が狭いとはなりません。但し、問題はCPUの圧縮能力。普通のテキストや写真等では画面が静止していてデータ量が大してないですからCPUに負荷はかかりません。しかし動画再生では画面が毎秒30コマで書き換えられますから、データ量は膨大になります。それをCPUがせっせと圧縮するわけですから、CPUの負荷は高くなります。動画再生に際しては、DivX等の圧縮データを一旦伸張し、もう一度画面転送用に圧縮、USB2で転送、機器本体でハードウェア的に伸張となります。ファイルの伸張をしつつ圧縮するというのはアホみたいですね(笑)。こんなことしているからCPUの負荷が大きくなるわけで。実際にDivXのデータをQuickTime Playerで再生して比較すると、CPU負荷は以下の感じでした。

 Mac mini本体の画面 20%
 USBでの画面    80~95%

 この%は相対値なのでソフトウェアの使用状況で変化しますが、それでもCPUへの負荷の違いが一目瞭然ですね。実際、USB画面で動画再生するとCPUがフル稼働してファンがブンブン唸ります(^^;。コマ落ちしているのか圧縮伸長のタイムラグか、微妙に口と音声がズレている気もします(極わずかですが)。いずれにせよUSB画面は動画再生には使わない方が良い様です。メイン画面でメインの作業、USB画面にパレットやファイルを置いて、メインの作業効率を上げるのがマルチディスプレイの良い使い方ですしね。久しぶりにMacでマルチディスプレイを使いましたが、作業効率が違いすぎます(笑)。

 以下が参考画面。左側がMac mini本体から出力された画面、右側がUSB画面。普通に映っていますね。マルチディスプレイなので、右側の画像を見ながら左側の画像をトリミングできました。

Mac mini本体画面(左)とUSB画面(右)

 ワイドモニターでもできますけど、現在は1280*1024の二画面で2560*1024、買えるレベルの大型ワイドモニターでも1920*1200なので、今より画面の範囲が10%以上狭くなっちゃうんです。お金をかけて使い勝手が落ちては意味なしなので、当面はこれでいきます。

 因みに、OSX版はβ版ドライバのせいか4台までしか増設できないのですが、Windows版は6台増設できるそうです。CPUの能力が高くないときついかもしれませんが、そこまですればなかなか壮観ですね。


 以下は同じDisplayLink社チップを搭載したアダプタ。たぶん同様にOSXでも使えるはずです。でも少し高価。


【48時間限定!エントリーでプラチナ会員はポイント3倍、ゴールド会員は2倍!】【送料無料】ラトックシステム USB2.0マルチディスプレイアダプタ [REX-USBDVI2]【在庫目安:あり】


【連休特価!】【当店P2倍エントリーで更にUP】I/Oデータ USB 2.0対応 マルチディスプレイアダプタ (最大1440×900ドット・アナログ専用モデル)【税込】 USB-RGB2 [USBRGB2]【返品種別A】/※P2倍は5/6am9:59迄。エントリーが必要な企画情報は当店トップページをご参照くださいa>


© Rakuten Group, Inc.